正しくは「ドン・キホーテ」ですからね。「ドンキ」と略するのは、本来であればおかしいわけですよね。
でも、たぶん日本の人は、はじめて「ドンキホーテ」という言葉を聞いたときに、「ドンキ・ホーテ」と聞いているんじゃないかと思うですよ。少なくともわたくしはそうでした。そうであれば、「ドンキ」と略すのは自然な流れと言えましょー。
で、なぜ「ドンキホーテ」を「ドンキ・ホーテ」と聞いてしまうのかというと、「キホーテ」という言葉がシンコペーションになっていて、2拍目のアタマにアクセントがあるから、そうなると1拍目の「キ」は「ドン」とくっついちゃう方が日本語的な響きとして自然な感じがする、といったあたりではないかと。
例えば、ゴッドファーザーのドン・コルレオーネ。絶対に「ドンコ・ルレオーネ」とは聞かないですよね。もちろん、それだとシイタケみたいでかっこ悪いというのはありますが、「コルレオーネ」のアクセントは4拍目でしょうから、その前に「コルレ」と3拍もあると、わざわざその前の「ドン」にくっつけるよりは、正しく「ドン」で区切ったあとに「コルレオーネ」が続く方が、まだマシってことになる、的な。
ホントどうでもいいですけどね(笑)。
ちょっと例文を考えてみましたけど、なんか違う気もする……。
- ドンキ系
- ドン・ジテンシャ
- ドン・ゴタンダ
- コルレオーネ系
- ドン・ミナミソーマ
- ドン・サガミオーノ