半年ぶりに実家へ

わたくしめが18歳まで住んでいた旧実家跡地。土台だけ残して更地になってました(笑)。

先日、半年ぶりに実家に帰りました。と言っても、もう誰も住んでいない空き家ですが(笑)。震災以降、母の介護などなどで月に1〜2度は帰っていたので、半年も帰らなかったなんて個人的には画期的だったです。ですが、その間、実家の最寄り駅でレンタカーを借りられなくなってしまい……。

わたくしめは高校卒業後、進学のために東京にやってきたですが、実家は社宅だったので、親父の定年退職で出ざるを得ず、わたくしの上京後、JRの駅で数えれば片手の指の数ほど北の町に家を建てて引っ越したのです。ので、その実家は、自分にとっては縁もゆかりもないところに建っておりまして、母の介護に通っていた日々の記憶しかない、なんとも微妙な場所なんですよねー。

その実家、JRの最寄り駅から歩くと45分ほどというすごい場所にあって、母が存命中は父の遺したクルマで移動してましたけど、母の死後は維持費等々もバカにならないので処分してしまい、必要がある時は駅前でレンタカーを借りて移動をしていたわけです。ところが、そこがレンタカーの扱いをやめてしまったために、わたくしめの生まれ育った町が実家に最寄りのレンタカーを借りられる場所となってしまいました……。

そこから実家に行くには40分ほどかかるんですけれども、しかし、やっぱり生まれ育った町を走るのは、それはそれで楽しいですだ。すっかり様相は変わってしまってるんですが、基本的な構造までは変わっていないので、昔の記憶がガンガン蘇ってくるですよ。当時から変わっていない店とか病院とかみると、うわーって叫んじゃったりして(笑)。旧実家は更地になってましたけど、レンタカー返すにあたり給油したスタンドは、わたくしめが生まれて初めて遭遇したガソリンスタンドだったりして(笑)。ずっと地元にいたら当たり前のことなんでしょうけど、30年近く離れてるとねー。

もちろん、仮に実家が引っ越さず、母の介護のために通う場所になっていたとしたら、懐かしい思い出ばかりじゃないでしょうから、また新たな記憶が付加されただろうとは思うですが、そういうことがないままで生まれ育った町にまた会えたのは、ある意味では幸せだったのかなとも思えますねー。実家にはあんまり帰りたくないけど、生まれ育った町なら、用事なくてもたまには行きたいかもー。

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