えー、昨日の記事に書きましたように、非常にすごいTidalCyclesですが、そのインストールのめんどくささには定評があるようです(笑)。かくいう私めも一度は挫折しかかりました。ただ、要はいくつかのアプリケーションをダウンロードするだけということでもあるので、あきらめないことが肝要かと(笑)。あ、ちなみにMacユーザーなので、Windowsのことはわかりませんので悪しからずご了承くださいませ。
さて、わたくしめがどのようにインスコしたかと申しますと、5月19日にまずはググって、『演奏するプログラミング、ライブコーディングの思想と実践』の著者でもあるyoppaさんのQiitaの記事を参考に、Tidal-bootstrap(リンク先なくなったようです:2020/12/27追記)を利用して簡単にインスコしようとしました。これを使うと、
- SuperCollider(音響合成用プログラミング環境&言語・Tidalの音はこれが出すのです)
- Atom(エディター)
- Haskell(プログラミング言語・Tidalはこの上で動きます)
の3つのソフトがインスコ済みかどうかを判定して、なければHomebrewを使ってインスコしてくれるという大変便利なものなのですが、私がインスコを試みた時点では、エラーが出てしまって、Haskellがうまくインスコできないという状態でした。
ちなみにSuperCollider(以下スパコ)はすでにインスコ済みでしたので、結局、Tidal-bootstrapではAtomだけがインスコされたということになります。それからTidal-bootstrapのフォルダ内にある「install-superdirt-quark.scd」を実行すると、スパコが起動して、
が表示されるので、2行めにカーソルを持って行って Shift + Enterを押して(スパコ独特のコード実行方法)やりますと、「SuperDirt」というスパコのライブラリをインスコしてくれます。TidalCyclesを使うときはスパコ側ではこのライブラリを起動させないと音が出ませぬ。
// Place your cursor on the line below and press Shift-Enter include("SuperDirt”)
で、Haskellがインスコできないエラーの中身を見てみると、「cabal」のヴァージョンが古いのでインスコ失敗したよーみたいな英語(超意訳)が吐き出されているようでして、Haskell本家サイトのOSX用ダウンロードページに行ってみると、ターミナルで
curl -sSL https://get.haskellstack.org/ | sh
を実行せよと。言われるがままにやって、無事インスコ終了。
Haskellがインスコされますと、さっきエラーで古いと言われたcabalというHaskellのパッケージ管理ソフトの新しいのが使えるようになって、ターミナルで
cabal install tidal
と入れて、TidalCyclesがインスコされました。
とサラっと書きましたが、これらのインストールはどれもけっこうな時間がかかります。ターミナルとか、SuperDirtの場合はスパコのポストウインドウとかの表示を時々確認しつつ、気長に待ちましょう。
こうやって思い出しながら書いてみると、やっぱりなかなかめんどくさいですねー。「Tidal-bootstrap」がアップデートされるといいんだけどなぁ。