もうウン十年行ってなかった泊りがけのキャンプに行って、ついにキャンプ再デビューを果たしました。2月にデイキャンプに行った奥多摩の氷川キャンプ場を再訪、楽しゅうございました。わけあってちょっと早く帰り過ぎましたが笑。
西湖のキャンプ場を予約したものの…
今年の1月にテントを衝動買いして以来、虎視眈々とキャンプ再デビューを狙っていたわけですが、気温や仕事の状況、コロナの感染状況などをにらみつつ、4月下旬に狙いを定めて、緊急事態宣言あけに山梨県は西湖のとあるキャンプ場を予約しました。ところがその後、コロナの感染者が再び増加傾向になってきたこともあって、やはり都道府県境を越えるのは自粛した方がよいかと、泣く泣くキャンセル。
都内ってことだと、氷川キャンプ場には2月にデイキャンプに行っちゃったし、ちょっと手前にある冬場には営業してなかった川井キャンプ場はどうかなーと調べてみると、駅からキャンプ場への途上にけっこう階段が多いようなので、キャリーカートで行く徒歩キャンパーにはちょっとハードルが高いかもということで、また氷川キャンプ場にお邪魔することに。なんと4月からネット予約制に変更になっててびっくり。土曜はすでに予約でいっぱいでしたが、今回は日曜泊の予定だったので全然余裕でした。
またまた強風
土曜泊の人たちのチェックアウト時間の後に行けば、それなりにいい場所が空いてるかなーと思って、昼頃に行ったんですが、考えてみると日曜日はデイキャンプの人たちもいっぱいいるんですよね。というわけで思ってたよりは混んでいましたが、ギチギチってほどでもなく、まあこんなもんかなと。
さて、前回のデイキャンプの時は、えらい強風に悩まされたわけですが、今回もまた風にやられました。前日の雨が上がってピーカン、ラッキーとか思ってたら、テントの設営にも苦労するくらいの前回を上回る大風で、設営終わったら飲もうと途中で買った糖質オフビールが、すっかりぬるくなってしまいました。
というのも、今回、専用のフットプリント(グラウンドシート)を新たに導入したのですが、テントと一緒にペグダウンすればよかったのに、テントを立ててからグランシをテントの四隅と結合するのかと思ってしまったので、下から風が入り放題のワンポールだとグランシが煽られまくって、えらい目に遭いました。ワンポールテントにおけるグランシと自立型のテントにおけるそれとは、やっぱし違うんですよね。それを理解しておりませんでした。さらにインナーの張り方も忘れてて、あたふたしちゃいました。
フェザースティックは難しい
というわけで設営に1時間近くもかかってしまい、がんもどき2枚をホットサンドメーカーで温めて、ぬるいビールと共にようやく遅い昼飯にありつけたのは14時近く。いやはやでした。
お腹も落ち着いたところで、売店で薪を購入。今回は着火剤なしで火を起こすってやつにトライしようと、メタルマッチと暇な時に家でほどいた麻紐を持参。そして薪を薄く削って火がつきやすくするフェザースティックづくりに挑んだわけですが…。
正直言って、全然ダメでした。事前にYouTubeで指南動画をいろいろ見て、ポイントは押さえたつもりだったですが、いざやってみるともうお話にならないレベル。ナイフの角度を保つのが難しいんですよ。それと止めるポイント。いくつかフェザーができてきても、止めるべきところで止められずに、全部削り落としてしまって、もうほんとにダメダメでした。
メタルマッチで麻紐に火を点けるのはけっこう上手く行ったんですけど、麻紐は一瞬に燃えちゃうし、ヘタクソなフェザーも数が少ないのであっと言う間に消失して、結局薪には火がつかず。最後は百均着火剤のお世話になりました笑。
焚き火台を使ってみました
氷川キャンプ場は直火OKだし、河原で石がごろごろしてるから、石を積んでカマドを作るだけで、焚き火できるわけですが、行く予定にしていた西湖のキャンプ場は直火禁止だったので、焚き火台と焚き火シートは買いました。ので、今回、直火OKだけど試してみました。
焚き火台は正直、何を選ぶか悩みました。ソロで徒歩キャンプとなれば、B6サイズくらいの軽くて小さいのが推奨されるようですが、あれって実物見るとほんと小さいんですよね。キャンプ場で買える薪をくべるにはちょっとねー。
それからピコグリルとその類似品も検討しましたけど、なにしろ焚き火デビューが強風の下だったこともあって、軽いトラウマになっているのか、風に弱いというレビューを見て、二の足を踏み、結局カマド型のB5サイズくらいのにしました。ダサいし重いけど笑。
で、使ってみての感想は、まあこんなものかなというところ笑。強風の下でもあまり火の粉が舞い上がったりせず、しっかり燃えてくれました。カマドの上にクッカーを置いていつもお湯をキープできるので、お湯割りを飲むにはいいですね。
ステーキ、バーボンお湯割り、焚き火、そして初コット寝
というわけで、晩飯はステーキなどを焼き、バーボンのお湯割りを飲みつつ、次第に風も弱まってきて、焚き火を眺めながら贅沢な時間をたっぷりと過ごせました。この時間を味わいたかったんですよ、この3ヵ月間ずっと。やと叶えられてうれしいっす。
22時頃にはすっかり眠くなったので、焚き火が消えたのを見計らって就寝。今回コットを初めて使ってみたのですが、おかげで朝5時前まで、気温は5℃くらいらしかったにも関わらず、まったく寒さも感じずに快適に熟睡できました。コットがあればマットは薄い銀マットで十分ですね。
焚き火後の朝の冷え込みが…
朝は、河原を散歩したあと昨日の残りの薪で焚き火しながら、高野豆腐ホットサンドとコーヒーで朝ごはん。ちょっと寒いので、がんがん薪を燃やしてたら1時間もしないうちに燃え尽きちゃいました。すると、谷間でまだ日光が当たらないこともあって、ものすごく冷えるんですよ。さすがに耐えきれずにテントの中に入り込んで、バーナーでお湯沸かしながら、撤収の準備をちまちまとはじめました。
痛恨のiPhone充電ケーブル不具合
氷川キャンプ場の谷間にようやく陽がさし始めたころ、再び外に。チェックアウトは12時だし、何時の電車で帰るか調べようとiPhoneを見たら、昨夜充電したはずなのに、電池残45%との表示。バッテリーを差し込んでみても充電マークが表示されません。同時に充電したAppleWatchは充電できてたのでバッテリーのせいではない。何度も抜き差しを繰り返したりしても全然ダメで、45%も残ってりゃ十分だろうと頭の隅では思いつつも、去年の旧機種のバッテリーの急速な減少のイメージが想起されてしまって、モバイルSuicaが使えなくなったら困ると焦り出し、速攻で撤収、10時台の電車で帰ることにしちゃいました(家に着いてから試してみると、充電ケーブルに不具合があったようでした)。
というわけで、奥多摩駅のホームの椅子に座り、飛び交うツバメたちを眺めながら電車を待っていると、ふと、思いつきました。普通に切符を買えば、別にiPhoneのバッテリーが切れてもぜんぜん問題ないではないかと。しかしすでに時遅し。せっかく風も収まって、気温も上がってきて、新緑がいっぱいの奥多摩にいるのに、しかもまだ午前中だってのに、帰りの電車待ってるって、何やってんだか笑。