プチ焚き火チェアリングしました

鵜の瀬橋から下流側、新緑の御岳渓谷! 

 新緑がまぶしいGWがやってきたではありませんか! 東京は緊急事態宣言中ってことで、不要不急の外出は避けよと言われているわけですが、黙食・黙飲のひとりチェアリングが感染拡大を招くとはどう考えても思えず、都県境を超えない範囲で、初のプチ焚き火チェアリング、してきました。

GWはキャンプしませんが、焚き火はしたい…

 さて、最近にわかキャンプ熱が高まっているわたくしではありますが、GWはキャンプに行きません。そもそもキャンプに行かなくなった大きな原因は、キャンプ人気の高まりゆえのキャンプ場の混雑です。GWは特に混雑が激しいので、GW中は行かないとずいぶん以前に決めて、そのうちキャンプそのものに行かなくなっちゃっいました。

 とはいえ焚き火くらいはしたいんですよ。昼間でいいから、のんびりとメシ食いながら焚き火を眺めたっていいじゃありませんか。でも徒歩キャンパーなので、キャンプ場に行かないとなると、ホームセンターとかで薪を買って、徒歩で運ばねばらなぬのです。いや、そりゃ無理ですわ〜。そこまでして焚き火したいわけじゃないっす〜、とか思っていた矢先、ユニフレームのネイチャーストーブなる手のひらサイズのコンパクトな焚き火台を知ってしまいました。そのへんに落ちてる落ち葉や小枝を入れて、底に敷いたティッシュに着火すれば、ガンガン燃えますよという魅力的な誘いに乗って、ついついポチっとしてしまったのでした。

というわけで、やってきました御岳渓谷

GWの御嶽駅は賑わっておりました。

 ではさっそく試してみるべと、御岳渓谷にやってきましたよ。直火は禁止ですが、焚き火自体はOKってことなので、お弁当とイスを持って、新緑まぶしいGWの真っ最中に、やってまいりました。

 御嶽駅に停まったホリデー快速からは、ものすごい数の人が降り立ちまして、ちょっとビビりましたけれども、ほとんどのみなさんは山の方を目指すわけでございまして、ケーブルカーに向かうバスを待つみなさんの列を横目に、わたくしめはスタスタと渓谷への坂を下ってまいりました。

青空、新緑、せせらぎ、ホーホケキョ

まずは御岳橋をくぐって上流に向かいました

 テンキはスカっ晴れ、新緑はまぶしく、多摩川上流の心地よいせせらぎの音に、ときおりウグイスのさえずりが響くという、もー絵に描いたようなGW頃の河原って感じで、気持ち良ござんす。

このあたりはカヌーとかでも有名っすね

 タープ張って河原でくつろぐ人、カヌーとかで川遊びする人、クライミングの練習する人、釣りする人などなど、楽しそうな人ばっかりで、こっちもうれしくなってまいりますね〜。パップテント設営中のおじさんとか、橋脚下の岩場で、タープ泊してたと思われる若者など、キャンプ系の人もちらほら。

 とりあえずは上流、下流、反対側の河岸等々、本日のチェアリング地を求めて、ウロウロ。結局1時間近く歩いて、ひと気のない一角を見つけて、チェアリングサイトといたしました。

GW真っ最中にぜいたく河原を独り占め〜

河原チェアリングであります

 けっこう広い河原の一角なんですが、ぜんぜん他の人がおらず、GWだってのに、こんなに広いとこ独り占めしていいのかーっていうスペース。しかし、貧乏性というか、ついつい隅っこに設営をしてしまう性が発揮されてしまいました笑。でも、下手にキャンプ場に行くよりは、かなり余裕のスペースを堪能できたかなとは思いました。

お弁当とハイボール缶!

 てなわけで、プシュッとハイボール缶をあけて、ゆで卵&スープジャーの糖質制限弁当をいただきつつ、のんびりさせていただきましたよっ。

 カルガモやカワウがたまに目の前をバサバサと飛んで行き、トビが頭上を旋回。キセキレイが川の真ん中あたりの石にも果敢に止まるのに対して、ハクセキレイは絶対川岸の石にしか止まらないとか、なかなか興味深い行動も眺めつつのお昼でした。

 5〜6人乗りのラフトボートが下ってきたけど、ちょっと下流で座礁して、引き返して行ったのもなかなかおもしろいイベントではありました笑。

メインイベント、ネイチャーストーブ初火入れ

 で、お腹も落ち着いたところで、本日のメインイベント、ネイチャーストーブに初火入れでございます。その前に、まずは周囲に散らばってる小枝やら枯れ葉集め。普段は全く気にしないので、その存在に気づくことがないわけですが、いざ集めてみると、あるわあるわ。

 組み立てて、トイレットペーパーをひいた上に、それらをパサパサと乗っけて、いざ点火。はじめはなにやら煙がもくもくで、ダメかな〜と思っていると、一気に勢いよく炎が上がるではありませんかっ! ネイチャーストーブすげー!! ガンガン燃えるので、けっこう集めたつもりだった小枝たちがたちまち消費されちゃいます。

 せっかくなので、シエラカップでお湯を沸かして、コーヒーなど淹れてみました。思った以上にすぐにお湯も沸いて、上にのせるゴトクの位置を誤っていて、カップをひっくり返してしまい、都合2回沸かしましたが、それでも大した時間もかからず、コーヒーをおいしくいただきましたっ。

トイレットペーパーと枯れ葉や小枝を入れます。右下にちょこっと見えているのが、空気穴から出したトイレットペーパーで、ここに着火します。
煙しか出ず、こリャダメか〜
と思ったら燃え上りました〜
お湯も沸いてきましたよ。バイオマスエネルギーで沸くお湯だぜ!
シエラカップ、ひっくり返った〜笑

プチ焚き火ングってどうっすかね

すっかり灰になった小枝たち

 というわけで、沼にはまってしまい、やたら焚き火したがる年頃のおっさんに、ネイチャーストーブは十分な威力を発揮するということがわかりました。河原に落ちてる小枝が薪ですのでお金もかかりませんし、化石燃料も使わず、新たに木々を伐採するでもなく、燃焼効率もたいへんよく、最後はすっかり灰になってくれるので、後始末もラクラク〜でございまして、いや、これは焚き火ごっこには最高ですわよ、奥様!

 まあ、問題は、焚き火を終えて冷めるまで、1時間くらいはかかるということですかね。この日は午後になって雲がモクモクと出てまいりまして、なる早で撤収したいなーと思ったですが、なにしろなかなか冷めてくれません。とはいえ水ぶっかけたら灰も持ち帰りにくいし、ストーブがひん曲がったりするかもしれないじゃないですか。というわけで、こればっかは待つしかありません。よいこのみなさんは撤収1時間前には焚き火を終えるようにしましょー。

 というわけで、こういう河原で落ちてる小枝とかでやる焚き火を、チェアリングになぞらえて「プチ焚き火ング」などと名付けてみるってのはどうかと思ったんですけど、どうっすかね? もちろん焚き火シート&焚き火台使用は当然で、炭も灰も持ち帰るっての前提で。チェアリングよりはアウトドア寄りすぎるのでハードル高いけど、絶対おもしろいと思うよ〜、これ。

灰も持ち帰って、焚き火の痕跡を残さないようにしておりまする〜

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